北海道札幌市内でケーキ、ジェラート、お餅、そしてチョコレートを扱う4店舗を経営する株式会社エンクルの笹川さん。「各店舗のブランドを育てていくためには良いチョコレートが必要だ」と考えオープンしたSOIL CHOCOLATE。PACTORYにてパッケージの製造を担当しています。
ブランドコンセプトと機能を考えた結果、紙パッケージ一択。
チョコレートが自社の4店舗全ての土壌になるよう、自然や土をコンセプトにしました。実は、チョコレート体験の提案としてサイズ、厚み、個数、食べ方までかなり緻密に計算しているんです。それにピッタリ合うものを作りたい。でも、プラスチックや缶だとロット数や寸法の調整も難しい・・・。コンセプトと機能、二つの方向から考えると、自由に設計できる紙パッケージ以上の選択肢はありませんでした。紙はサイズやカタチ、そして紙の質感や加工など工夫できる点が多く、目指した世界観を実現できました。
表現したものが、どう見えるか。検証しながらの制作過程。
自分たちがつくったものが「どのように見られるのか」、それが「いくらで売れるのか」という観点を大事にしています。よくスタッフにも「いくらだったら買う?」と質問しています。私が思っていたよりも安かったら、パッケージの高級感が足りなかったかなと箔押しを追加したり、紙の素材を検討しなおしたり。現在の紙パッケージはお客さまから「こだわりを感じる」という感想があり、うれしいです。よくSNSにもアップしてもらっています。
ブランドの世界観がつかんだ、大きなチャンス。
ある日突然、お店にバイヤーと名乗る方が訪れました。お話を聞くと、世界中のショコラブランドが集結する日本で一番大きなイベントを運営する方でした。SNSなどで調べていたら偶然見つけて立ち寄ったとのことで驚きました。紙パッケージを含め世界観をつくりこんだからこそ、つかめたチャンスでした。商品を食べる前に世界観が伝わることは、パッケージの力を大きく感じる出来事でした。イベント出展をきっかけに事業としても飛躍できました。
つくった紙パッケージDATA
種類 | スリーブ箱 ※額縁変形(特殊設計) |
数量 | 8,000個 |
紙 | フタ:GAファイル/ミ:エースボールブラック |
加工 | 箔押 |
目安単価 | @100 |
目安納期 | 4週間程度 |
備考 | 別途企画費・特殊設計費・運賃 |
発注方法:お問い合わせから発注可能